最近、気になるCMがある
長谷川潤ちゃんが出てるMCTオイルのCM
ちょうどバターコーヒーダイエットについて調べてた時だったから、目に付いたのかもしれない(バターコーヒーにMCTオイルを入れる人もいるから)
なんか、いかにもダイエットに良さそうなCMだけど、MCTオイルって何なのよ?これは調べてみないといけないね!…ということで、調べました(笑)
MCTオイルは、中鎖脂肪酸でできた油
MCTって、中鎖脂肪酸って意味なんだって!
中鎖脂肪酸といえば、数年前にCMであったよね!ヘルシーリセッタだったっけ?「脂肪を燃焼しやすくする」だか「体に脂肪がつきにくい」だか、アピールしてた
なんだ、あれか。格好つけてMCTとか言わないで中鎖脂肪酸って言えばいいのに!と思いつつ、中鎖脂肪酸について調べる
中鎖脂肪酸っていうのは、炭素の数が8~10個の脂肪酸のこと
一般的な油脂の脂肪酸は炭素の数が16~22くらいあるから、約半分のサイズってことですね(詳しくは、脂肪ついての基礎知識を読んでね)
小さいってことは、消化吸収しやすいってこと
MCTオイル(中鎖脂肪酸の油)の特徴
とりあえず、MCT(中鎖脂肪酸)の特徴をリストアップ。順番に説明します
- 消化吸収が早い
- 分解されてエネルギーになるのも早い
- ケトン体は、ブドウ糖の代わりに脳のエネルギー源になる
消化吸収対決!MCT(中鎖脂肪酸) vs 一般的な脂肪酸
私くらいの世代は、家庭科とか理科の授業で、「脂肪は、脂肪酸とグリセリンに分解される」って習ったんだけど、今は「脂肪は、脂肪酸とモノグリセリドに分解される」って習うらしいね
なんでも、一般的な脂肪酸(炭素の数12以上)は、脂肪酸とグリセリンまで分解されないことがわかったから、正確に教えてるらしい
モノグリセリドって、なんか難しい名前だねぇ。脂肪酸とグリセリンのほうが覚えやすい…というボヤキは置いといて(笑)、モノグリセリドは、グリセリンに脂肪酸が1個くっついた状態
脂肪(油脂)は、グリセリンに3つの脂肪酸がくっついたものだから、一般的な油脂の場合は、脂肪酸2個とモノグリセリドに分解されるんだ
一方、MCTオイル(中鎖脂肪酸の油)の場合は、しっかり脂肪酸3個とグリセリン1個にまで分解されるらしい
しっかり分解されてるし、炭素の数が少ない=サイズが小さいから、吸収もされやすい
普通の脂肪酸は、大きいから腸から直接吸収する事ができなくて、いったんリンパ管に取り込んでから血中に入るんだけど、MCT(中鎖脂肪酸)の場合は、腸から直接血液中に取り込まれるんだって
MCT(中鎖脂肪酸)は、素早くエネルギーになる
MCTオイル(中鎖脂肪酸の油)は、消化吸収が早いだけじゃなくて、肝臓で分解されてケトン体(エネルギー減)になるのも早いんだとか
だから、体に蓄積されにくく、太りにくい油→痩せる油ってアピールしてた(MCTオイルを売ってるところが)
ケトン体は、ブドウ糖の代わりに脳のエネルギー源になる
「脳のエネルギー源は、ブドウ糖のみ」という話を聞いたことある人は多いと思うんだけど、緊急時には、ケトン体も脳のエネルギー源になるらしい
これは、初耳だよ!脳はブドウ糖のみって聞いてたよ!しかも、肝臓にグリコーゲンとして蓄えてるのは使わず、新しく摂取したブドウ糖しか使わないって聞いてたよ!
でもまぁ、緊急時の話だからね。脳にエネルギーは必要だから、ブドウ糖がなければ他のでも頑張ってくれるんだね
MCT(中鎖脂肪酸)で疑問に思うこと
MCTオイルの説明(主にメーカーによる説明)を読んで、2つの疑問が浮かんできた
- 「消化吸収されやすい」って良いこと?
- 緊急時にケトン体が脳のエネルギー源になる?だから、何?
脂肪は、吸収されないほうが良くない?
MCTオイル(中鎖脂肪酸の油)は、消化吸収されやすい。うん、それは納得した
ただ、ダイエット(痩せる)という点で考えると、脂肪は吸収されないほうが良くない?
わざわざ、脂肪の吸収を抑えるお茶とか、サプリメントとか売ってるくらいだよ?
一般的な油脂の場合、全部吸収されるわけしゃないんだよね
便秘の時に油を飲んで、滑りを良くして出す…なんて手法があるくらいだからね(ヒマシ油が有名。オリーブオイルでも可)
どれくらい吸収されるのか?は、一緒に食べたもの(食物繊維が多いと吸収されにくい)とか、消化吸収能力に個人差があると思うけど、とにかく今までは吸収されてなかった分まで吸収されるのはマズイ
だって、吸収されちゃったら、エネルギーとして使うか?体脂肪にするか?しかないわけでしょ?
「すぐにエネルギーになるから太りにくい」とかアピールしてるけど、必要もないのにエネルギーにしたりしないんじゃないの?使わないと判断したら、脂肪細胞に備蓄されるんじゃないの?
つまり、脂肪の総量が多ければ、やっぱり太るわけでしょ?
しかも、一般的な油より吸収しやすいわけだから、より太りやすいんじゃないの?
脂肪(油脂)の消化吸収能力に優れ、今まで全ての脂肪(油脂)を吸収してきた自負がある人なら、問題ないけど(笑)
胃腸が弱って食化吸収能力が落ちてる人が、MCTオイルを取り入れるのは良いと思うけど、ダイエットには…どうなんだろう?
緊急時にケトン体が脳のエネルギー源になる?だから、何?
最大の疑問は、緊急時にケトン体が脳のエネルギー源になるから、何だっていうのか?って事(笑)
MCTオイルはケトン体になりやすいから良いって話なんだけど、そんな緊急ならブドウ糖摂ればいいんじゃないの?
そもそも、緊急って、どれくらい緊急なんだろうか?…と思って調べてみたら、2日間の絶食、もしくは長い睡眠後…という事でした
ただし、緊急時でも脳のエネルギー源の30%はブドウ糖という事なので、ケトン体のみでOKになるというわけではないらしい
それなら、より一層 ブドウ糖摂ろうよ!米とかパンとか!アメでもいいし。緊急なんでしょ?
MCTのケトン体アピールが1番謎。
もしかして、糖尿病の人には良いとか、そういう話なの?って思って、ケトン体について調べてみた
MCTオイルで痩せる仕組み
ケトン体について調べた結果、わかった結論をさくっと書くと、
なんらかの理由で(病気の治療のため、ダイエットのため)、糖質制限してる人にとって、MCTオイルは良いエネルギー源になるってことだった
納得(゚∇゚〃)
つまり、糖質制限してない=ブドウ糖が豊富にあるのに、MCTオイルを摂っても…って事だよね?
これで、最初の疑問の答えも出たかな?「MCTオイル摂ってればOK」ってわけじゃないし、当然摂り過ぎもダメだろう
ダイエットのためにMCTオイルを摂ろうと思うのなら、糖質制限も一緒にしよう!
糖質を制限してケトン体をエネルギー源にする食事法は、ケトジェニックダイエットと呼ばれていて、詳しい理論はまだわかってないけど、ダイエット効果があるのは明らかとのことでした
くどいけど、糖質制限も一緒にしなきゃダメだからね!
「MCTオイルを飲むようになって、(前ほど)糖質を欲しなくなった」という体験談もあったりするので、「糖質制限したいけど出来ない!」という人にも良いかもしれない
ちなみに、病気の治療食としては、2型糖尿病、てんかん、ガンなどに用いられるそうです。1型糖尿病の人には不向きという事なので、病気の食事療法として取り入れる場合は、専門医に相談しましょう
MCTオイル試すよ!実験好きだから(笑)
MCTオイルについて、ネガティブめに書いてきたけど、「ちょっと試してみようかな?」と思ってる(笑)
何事も、実際に試してみないとわからないからね!あと、痩せる以外に、何か良い変化があるかもしれないし!(むしろ、こっちに期待)
ちなみに、私は、厳しい糖質制限はしてない。でも、炭水化物はけっこう控えてるほう…だと思う(夜は炭水化物を摂らない日が多い)
…っていうか、1日の食べる量が少なくて、エネルギーを確保したほうがいい状態な気がしてるから、MCTオイルが良いエネルギー源になるって言うのなら…って気持ちです
他にも試したいことがあるから、MCTオイルを試すのはちょっと先になるけど、試したら何か感じたらレポートしますね(≧∇≦)ノ
つづく
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