青汁といえばケール!…というのは、昔の話。今は、大麦若葉の青汁のほうが主流ですよね
ケール青汁の代表は「まずい!」のCMで有名なキューサイ。あのCMの効果で、(ケールの)青汁=マズイと、多くの人の印象に残ってしまったんですね
それで、飲みやすい青汁、美味しい青汁を…ってことで、大麦若葉の青汁が主流になったわけですが、
苦くてマズイから避けられてるだけで、大麦若葉よりもケールのほうが効果があるんじゃないの?って気がしてしまう
飲み続けるには味も大事だけど、効果も気になるところ
…というわけで、ケールと大麦若葉の栄養を比べてみることにしました!
青汁について調べてみたら、桑の葉もけっこうメジャーな材料だったので、ついでに桑の葉も比べることにしました
ちなみに、もともとの私のイメージは…
・ケール → まじめ・硬派 (。+・`ω・´)キリッ
・大麦若葉 → チャラい (☝ ՞ਊ ՞)☝ウェーイ
・桑の葉 → こだわり派?( ´_ゝ`)フフフ
って感じです(笑)
さて、実際はどうでしょうか??
一般的な栄養成分で比較
ケール(冷凍100g中) | 大麦若葉(乾燥粉末9g中) | 桑の葉(乾燥粉末9g中) | |
---|---|---|---|
水分 | 91.12g | – | – |
エネルギー | 28kcal | 27kcal | – |
炭水化物 | 4.88g(*) | 4.2g | – |
└糖類 | 0.85g | 0.6g | – |
└食物繊維 | 2.0g | 3.6g | 4.68g |
脂肪 | 0.46g | 0.6g | – |
タンパク質 | 2.66g | 3g | – |
≪ ビタミン類 ≫ | ケール | 大麦若葉 | 桑の葉 |
ビタミンA | 4120IU | – | 380IU |
チアミン(B1) | 0.056mg | 0.06mg | 0.054mg |
リボフラビン(B2) | 0.112mg | 0.12mg | 0.126mg |
ナイアシン(B3) | 0.698mg | 0.3mg | – |
パントテン酸(B5) | – | 0.18mg | – |
ビタミンB6 | 0.090mg | 0.06mg | – |
葉酸(B9) | 17µg | 36µg | – |
ビタミンB12 | 0.00µg | 0.06µg | – |
ビタミンC | 39.3mg | 6mg | 2.88mg |
ビタミンD | 0.0 | – | – |
ビタミンE | 0.57mg | 1.2mg | – |
ビタミンK | 333.6µg | 333µg | – |
≪ ミネラル類 ≫ | ケール | 大麦若葉 | 桑の葉 |
ナトリウム | 15mg | 23.6mg | 3.6mg |
カリウム | 333mg | 288mg | – |
カルシウム | 136mg | 27mg | 242mg |
マグネシウム | 18mg | 15mg | – |
リン | 29mg | 33mg | – |
鉄分 | 0.93mg | 3.9mg | 3.06mg |
亜鉛 | 0.18mg | 0.3mg | – |
<出典>
ケール:この海外サイト(冷凍100g)
大麦若葉:山本漢方のサイト(粉末3g)を9gに換算
桑の葉:機能性食品における共同研究事業報告(乾燥100g)を9gに変換
ケール冷凍100g中の水分が91.12gだから、水分を抜けば約9gになるので、大麦若葉と桑の葉は9gに換算して比較しました
冷凍ケールじゃなくて、生のケールのデータもあったけど、キューサイの青汁は冷凍らしいので「ちょうどいい」と思う事にしました(笑)
ケール、大麦若葉、桑の葉ともに、記載がなかった成分は「 – 」と表記しています
栄養成分表を見た感想
ケール、大麦若葉、桑の葉の栄養成分の数値を見た印象は、多少の得意不得意はあるけど、そんなに大騒ぎするほどのもんじゃないな…って感じ(笑)
特に強化して摂りたい栄養があるなら、その栄養が多いほうを選べばいいと思うけど、特に強化したい栄養がない場合は、まぁどっちでもいいですよね(笑)
ま、これは、一般的な栄養成分を見た場合ですけどね
植物には、その植物特有の成分があって、それに効能があったりするから、そっちのほうも見てみましょう
ケール、大麦若葉、桑の葉の特徴
青汁の代表的な素材であるケール、大麦若葉、桑の葉の特徴をまとめました
「豊富」なのか、ただ単に「含む」だけなのか曖昧なものは、成分名だけの表記にしておきました
ビタミン、ミネラルなどの一般的な栄養素以外の成分は、ごく少量でも影響するものが多いので「含む」だけでも、ある程度 効果があると考えていいんじゃないか?と、個人的には考えています
ケールの特徴
- βカロテン(体内でビタミンAになる)が豊富 → 皮膚や粘膜を丈夫にする
- ビタミンACEが豊富 → 抗酸化作用がある
- 入眠ホルモン ‟メラトニン” を含む → 寝つきが良くなる、睡眠の質が上がる
- GABA → リラックス作用があり、自律神経のバランスを整える
- クロロフィル → 抗酸化作用・デトックス・貧血予防
ケールは、入眠ホルモンの ‟メラトニン” 、リラックス効果のあるGABAが含まれているので、「よく眠れるようになった」という実感がある人が多いようです
興奮して(頭が冴えて)寝つきが悪い人なんかは、ケールベースの青汁があってるかもしれませんね
→ ケールの青汁一覧を見る♥
大麦若葉の特徴
- SOD酵素(活性酸素除去酵素) → 抗酸化、アンチエイジング
- ペルオキシダーゼ(酵素) → 細胞のガン化を防ぐ
- ヘクサコシルアルコール → コレステロール値を下げる
- GMS-2 → 血糖値を下げる
- コリン&カリウムが豊富 → 肝臓機能上昇
- クロロフィル → 抗酸化作用・デトックス・貧血予防
今現在、大麦若葉ベースの青汁が主流なせいか、研究が進んでいるようで、大麦若葉の効果・効能については、かなり多くの情報がありました
「ガンに効く」「心臓病や動脈硬化にいい」「糖尿病にもいい」「高血圧や脳卒中にも」…など、あまりに多くのことに効果があると書いてあるので、逆に「胡散臭い…」と思ってしまうほどでした(笑)
よい効果のある成分がたくさん含まれているのは事実のようですが、1日1杯の青汁で十分な効果が得られるほどの量かどうか?は、また別の話だと思います
まぁ、まだその病気になってない人には、予防効果がある…程度に思っておくといいかも
あと、よい働きをしてくれる成分には酵素が多いので、製造過程で酵素が壊れていないこと(加熱してないこと)が重要になると思います
ただ単に栄養補給のために飲むのであれば、製造過程で加熱されていても問題ありませんが、SOD酵素(活性酸素除去酵素)、ペルオキシダーゼ(ガン化を防ぐ酵素)などの効果を得たいのであれば、製法も注意して選びましょう
→ 大麦若葉の青汁一覧を見る♥
桑の葉の特徴
桑の葉に関しては「この成分にこんな効果が!」という記述は見つけられなかったのですが、高血圧を抑える・血糖値上昇を抑制・中性脂肪の低下などの効果があるようです
効果のある成分名は不明ですが、神奈川県衛生研究所/機能性食品に関する共同研究事業報告という公的なデータもあるので、上の3つに関してはちゃんと効果があると思っていいのかな~と思います
…もちろん、薬並みに効くという意味ではなく、予防・悪化防止ととらえたほうがいいでしょう
食物繊維が多いのが特徴(ケールの2倍、大麦若葉の1.3倍)で、血糖値上昇を抑えるのも、食物繊維の効果みたい。ただ、食物繊維が豊富っていうのは、諸刃の剣で、他の栄養素の吸収も抑えてしまうというデメリットがあります
→ 桑の葉の青汁一覧を見る♥
青汁いろいろリスト
種類が多すぎて、選ぶのも大変な青汁ですが、とりあえず、素材別にまとめてみることにしました
ケールの青汁リスト
ケールの青汁といえば、やっぱりキューサイ青汁(冷凍タイプ)
「野菜不足かな~と思った時に青汁を飲む」と言っていた友達が「キューサイの青汁は本当にまずいし、冷凍でめんどうだけど、すごい効く。他の青汁とは全然違う」と言っていたのが印象に残ってます
その時は、特に青汁に興味がなかったので「へぇ~、キューサイって凄いのね~」って思っただけで、具体的にどんな効果があったのか?とかまでは聞かなかったんだよね。ちゃんと聞いておけばよかった(笑)
冷凍というのも他とは違うところなので、ケールが良いのか?製法(冷凍)が良いのか?の判断は難しいですね
今は、キューサイ青汁 粉末タイプもあるようなので、飲み比べてみるとわかるかな?
せっかく青汁に興味もったので、一度はキューサイ青汁(冷凍タイプ)にもチャレンジしてみようと思います♪
「(リラックス効果がほしいから)ケールの青汁がいいけど、どうしても味に馴染めない」という人は、ステラの贅沢青汁なら粒(錠剤)なので、味を気にせず飲めると思います
大麦若葉の青汁リスト
- 「酵素が生きてる!」の極濃青汁♥
- やわたの本青汁
- 高原青汁 ←3年連続モンドセレクション受賞
- 美力青汁healthy ←高橋ミカ プロデュース
大麦若葉は、今現在1番よく使われる青汁素材なので、大麦若葉の青汁はめちゃくちゃたくさんあったんですが、その中でも、大麦若葉をしっかり使ってそうな青汁を選んでみました
「大麦若葉ベースみたいだけど、他にもいろいろ入ってるんだな」というタイプのものは、MIXタイプの青汁リストのほうに載せてます
チャラいイメージがあった大麦若葉の青汁ですが、大麦若葉をしっかり使ってる青汁に限定すれば、けっこう硬派な感じですね
「大麦若葉に含まれる酵素の効果も欲しい!」という人は、「酵素が生きてる!」の極濃青汁一択ですね
「細胞壁をしっかり破壊」と書いてくれてるのも良い♪(細胞壁が壊れてないと、栄養を吸収しにくい)
桑の葉の青汁リスト
ケールや大麦若葉の場合は、栄養豊富なことをアピールしてる青汁が多かったですが、桑の葉の青汁は、血糖値を上げるのを抑制するとか、お通じが良くなるとか、妊活とか、焦点を絞ってるものが多い印象でした
血糖値の上昇を抑える目的で飲む場合は、匠の糖煎坊がおすすめ。機能性表示食品なので、しっかり効果あるっぽい。ただ、難消化デキストリン(食物繊維)を加えてるから機能表示できるという事なので、桑の葉のおかげ…って感じではない(笑) でも、桑の葉にも血糖値を抑える効果が多少あるので、桑の葉の効果を強化してるって感じ?
ちなみに、機能性表示食品じゃないほうの糖煎坊(難消化デキストリンの添加なし)は、すごい安いです!続けやすくていいですね
するっと抹茶は、桑の葉を抹茶製法でパウダーにしたものということで、なんか美味しそう(笑)
MIXタイプの青汁リスト
何かのサプリメントを選ぶ時、私は目的の成分のみ(例えばナットウキナーゼやプロポリス、コラーゲンなど)のサプリメントを選びます。なぜなら、「あれもこれも」といろんな成分が入ってるサプリメントは、それぞれの成分の配合量が少なくなり、結局は中途半端になってしまうから
そういう普段のサプリメント選びの基準からするとMIXタイプの青汁はダメってことになるんですが、栄養を補う目的で飲む場合は、単体素材の青汁よりもMIXタイプの青汁のほうが優れてると思います(いろんな素材を使ったほうがバランスよく栄養が摂れる)
- 栄養を補う目的に
- ドクターベジフル青汁(ケール+大麦若葉+桑の葉)←モンドセレクション
- サンスター粉末青汁♥(大麦若葉+ケール+明日葉)←量が多い
- こだわり酵素青汁(大麦若葉+ケール+桑の葉+明日葉)←酵素添加。大麦若葉の酵素ではない
- ベジパワープラス(大麦若葉+スピルリナetc)←非加熱=酵素が壊れてない♥
- 個人的に気になるw
- ダイエット系
- グリーンクレンズカクテル(大麦若葉+モリンガ)
- めっちゃぜいたくフルーツ青汁(大麦若葉+明日葉+クマザサ+甘藷若葉)
- ルキナグリーン(大麦若葉+いろいろ)
その他の青汁リスト
- タケダ 緑の習慣 ←ユーグレナ(ミドリムシ)+ケール、大麦若葉、明日葉
- どくだみ青汁酒
- モリンガの青汁
- シュガリミット ←甘藷若葉の青汁
- すごくおいしいフルーツ青汁GOKURICH ←クマザサの青汁
青汁の材料について調べた感想
青汁を飲む目的別にまとめると、
こんな感じ?
大麦若葉はアピールしてる効能が多すぎて「〇〇にいい」という風には、言えないな。でも、「チャラい」と思っていた大麦若葉は、意外とチャラくなかった(笑)
ただ、大麦若葉の効果を最大限に感じたいなら、酵素が壊れてないタイプ(非加熱タイプ)を選ばないとダメって事はわかった(他の素材にも言えることかもしれないけどね)
ただ、フィトケミカル(植物性の成分)の中には、加熱したほうが吸収がよくなるものもあるから、非加熱がベストというわけではない。普段の食生活で、生野菜をよく食べるか?火の通った野菜が多いか?なども考えあわせて選ぶといいかな。私は、生野菜が少ないので、非加熱タイプのほうが向いてるかも~
とりあえず「気になる」と感じた青汁を順番に試してみようと思います(≧∇≦)ノ
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