ファイトケミカルスープって知ってますか?
自分で簡単に作れて、免疫力をアップできる野菜のスープです
「すぐに作り方が知りたい!」という人はこちら
→ ファイトケミカルスープの作り方
ファイトケミカルって、ファイト→Fight(戦う) ケミカル→chemical(化学物質、成分)だとばっかり思ってたんですが、
正しくは、Phytochemical
ファイト→Phyto(植物の) ケミカル→chemical(化学物質、成分)でした(笑)
ファイトケミカルっていうか、フィトケミカルって言ってくれたほうがわかりやすい(と、個人的には思う)
野菜食べてれば、ファイトケミカルも摂れる?
ファイトケミカルって、植物の成分ってことだから、普通に野菜食べてれば摂れるんでしょ?って思いがちだけど、実は、普通に食べるだけでは吸収しにくいらしい
というのも、ファイトケミカルは植物の細胞の中にあるもので、細胞壁や細胞膜に守られています
だから、そのままの野菜を食べても、効率よくファイトケミカルを吸収することができないんだとか!!
この細胞壁や細胞膜は、ミキサーやジューサーを使っても、そうそう壊れるものじゃないらしく、ジュースにしてもダメなんだって
でも、ファイトケミカルは熱を加えることで、細胞の外に出てくるらしい!
同じ野菜を使って作った生野菜ジュースと、野菜を煮出したスープの上澄みを比べると、スープには野菜ジュースの10~100倍もの抗酸化作用があるそうです
野菜は生で食べたほうがいいんだと思ってたから、これには驚きました!
しかも、ファイトケミカルの8割は熱に強く、加熱しても壊れないんだって!!
毎日、野菜ジュースを作るのは面倒だけど、スープなら作り置きできるし、毎日火を入れれば日持ちするので、ファイトケミカルスープにはまってます♪
ファイトケミカルスープを知ってから、何度も作っているので、今日はファイトケミカルスープの作り方をご紹介したいと思います~
基本のファイトケミカルスープの作り方
ファイトケミカルスープっていうのは、要は野菜のスープ
だから、野菜ならなんでも入れていいんだけど、基本のファイトケミカルスープは・・・
キャベツ、にんじん、玉ねぎ、かぼちゃです
基本のレシピでは、各100g、お水が1リットルです
私は、まとめて作るので、写真は各500gくらいあります
かぼちゃを入れると甘くなるので、ちょっと少なめにして350gくらいです(好みの問題です)
これを適度な大きさに切って、沸騰してから30分煮込めば、ファイトケミカルスープの出来上がり♪ 超かんたんです!
野菜から出たエキスだけをいただくのが基本なので、出汁を取ったり、調味料を入れたりしません
・・・が、入れたらダメだというわけではないので、お好みにあわせて調整して大丈夫です
ファイトケミカルスープの作り方のポイント(1)玉ねぎ
私は、ちょっとひと工夫して、ファイトケミカルスープをパワーアップさせているので、それもご紹介しますね
玉ねぎには、血液をサラサラにする効果がある事で有名ですが、実は、その血液サラサラ成分は、玉ねぎを切ってからできるんですよね
玉ねぎを切ってから、酵素の働きによって血液サラサラ成分が作られ、切ってから15分くらいすると血液サラサラ成分の量が最大になります
血液サラサラ成分は酵素の働きで出来るので、酵素の働きを阻害するようなこと(熱や酸を加える)をすると、血液サラサラ成分が作られなくなってしまいます
出来上がった血液サラサラ成分自体は、熱で壊れたりはしないのですが、血液サラサラ成分ができるまでは加熱しないようにしてください
最初に玉ねぎを切ると、他の食材を切ってる間に血液サラサラ成分が増えるので、最初に玉ねぎを切りましょう
血液サラサラ成分は、15分以上経っても減ったりしないので、安心してくださいね
あっ、玉ねぎの血液サラサラ成分は水溶性です
水にさらすと、せっかくの血液サラサラ成分が水に逃げてしまうので、水にはさらさないでください。ま、今回はスープなので、問題ありませんね
注意点とその説明を書くと、こんなに長いですが、やる事は最初に玉ねぎを切るだけなので、超かんたんです(笑)
ファイトケミカルスープの作り方のポイント(2)陰陽調和 重ね煮料理法
私は、重ね煮という調理法を取り入れてます
重ね煮とは、陰陽を調和する料理法で健康的なんだそうですが、健康面に関してはよくわかりません(笑)
でも、重ね煮でつくると、普通に調理するよりおいしいのは確かです
なので、煮る料理をつくる時は、いつも重ね煮で作ってます
ファイトケミカルスープを重ね煮でつくる方法
重ね煮では、食材を陰 → 陽の順に重ねていきます
大雑把にいうと、陰=体を冷やすもの、陽=体を温めるものです
基本のファイトケミカルスープの材料の中では、1番 陰が強いのはキャベツなので、まずキャベツから
次に、かぼちゃ
そして、玉ねぎ
最後に、にんじん
キャベツ → かぼちゃ → 玉ねぎ → にんじんの順で重ねました
この重ねたのが崩れないように、少量のお水で煮ていきます。蒸し煮ですね
お水の量は、食材の量によりますが、各100gで作るなら100~200mL(カップ半分~1杯)くらい、食材の量が多い人は200~400mL(1~2カップ)くらいです
ちなみに、今回は材料の量が多いので、2カップ入れました
お水を入れたら、まずは、強火で煮ます
お水が沸騰したら、弱火にして、野菜全体に火が通るまで10~15分くらい煮ます
いい香りがして、1番上にのってるにんじんがしんなりしてたらOKです
これで、重ね煮としては終了だけど、これではスープになっていないので(笑)、お水を追加します
食材が水に十分ひたるくらいまで、水を足して、また強火にします
お水が沸騰したら、普通のスープなら火を弱めて、弱火~中火で30分煮るのが基本の作り方です
スープというと、弱火でコトコトやるのがいいというイメージがあります
しかし、ファイトケミカルスープに関しては、弱火でコトコトじゃなく、強火でぐつぐつ煮るのがベストです!
まぁ、強火だと吹きこぼれちゃうから、蓋を斜めにして隙間を開けて、吹きこぼれない程度の強さで煮ます
弱火でコトコトも試してみたんですが、ファイトケミカルは熱で外に出てくるので、弱火で煮たのは味が薄かったです
毎日、朝晩 火を入れていると、どんどんスープの味が濃くなっていきます
その代わり、具はどんどん煮崩れて、不味くなっていくけどね(笑)
初日は、スープだけじゃどうも味が薄くて、コンソメを少し足したくなりますが、3日目くらいになると、味がかなり濃くなって、そのまま美味しく飲めます
出汁や調味料を加えていない状態で作っているので、1回分を取り分けて、和風だしとお味噌を入れてお味噌汁にしたり、コンソメスープの素を入れて洋風スープにしたりしてアレンジできます
ファイトケミカルスープの正しい飲み方(?)は、具なしのスープの上澄みだけを飲みます → 詳しくはこちら
でも、それって日常に取り入れるにはやりにくいので、私は具も普通に食べることが多いです。それでも、ちゃんと効果あるしね♪
ちなみに、私が体感してる効果で1番わかりやすいのが 便通が良くなることです
普段から便通はいいのですが、さらに良くなります♪
便秘で悩んでる人とか、腸内環境を整えたい人は、ぜひ試してみてね
あっ、作るの面倒な人は、インスタントなファイトケミカルスープもあるよ
→ ファイトケミカルスープの素
私はファイトケミカルスープの素から試してみたんだけど、自分で作るより濃くて、効果が高いです
あと、旅行の時とか、携帯用に便利です♪
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